ページトップへ戻る

自然が大好き!のびのびとチャレンジできる島暮らし

小栗 好博さん ご夫妻 

【家族構成】
本人(30代)、妻(菜摘さん)(30代)
【移住暦】
3年目
【仕事】
Diving Shop Oglee・Food truck Ogleee 経営(ご夫妻)
広島市内の会社に勤務[主にリモートワーク](菜摘さん)

移住のきっかけ

広島市から移住してきた,小栗ご夫妻。
好博さんは,名古屋生まれで,沖縄県へ移住し,菜摘さんとの出会いを経て,広島市へ移住。
菜摘さんは,元々広島生まれで,広島市の会社に勤務していました。また,祖父が江田島市で暮らしています。
なぜ,江田島市へ移住したのか,きっかけを,ご夫妻に聞いてみました。

【好博さん】
「僕は、もともと名古屋生まれで,沖縄、広島市,江田島市という順に移住しました。まあ,「何とかなる」と思って色んなところに移住するんですけど(笑)。
沖縄から広島市に移住して1年間仕事をしたけど、街中なので自然が…。沖縄ではダイビングをやっていたので,江田島市に遊びにきて,海がある,山がある。どこに住んでも大自然じゃないですか。めちゃくちゃいいなと思って。」

【菜摘さん】
「もともと自然が多いところに旅行に行くのが好きで。2人でおじいちゃんの家に遊びに行ったとき、江田島市で暮らせたらいいなって思ったんです。
ちょうど同じころ、会社の上司と江田島市に仕事で来ることがあって。島へ移住して活躍する人の話を聞いているうちに、ぽろっと『移住っていいな』って言ったら,「来ればいいじゃん」ってめっちゃ軽く言っていただいたのも、大きなキッカケでした(笑)」

さらに空き家バンクの存在も,移住を後押ししたとのことです。

【菜摘さん】
「そこで,「空き家バンクに登録したら,いろんな空き家の情報を見れるよ」と言われたんです。家に帰って、空き家バンクサイトを見ながら、夫に「こんな空き家があるよ,こんな値段で空き家が買えるよ,良くない?」って話をしました。都市部だと賃料が高いじゃないですか。駐車場代もかかるし、そこに敷金・礼金が入ってくる。そこで空き家バンクの選択肢が出てきて。えっ?3~4年住んだら,買っても余裕でペイできるじゃん!って。もう、めっちゃ勢いで移住を決めましたね。」

また,ダイビングの環境としても,江田島市は適していました。

【好博さん】
「江田島市に遊びにきて、「沖縄でダイバーだった」って言ったら,「こっちでもやればいいじゃん」って言われて。広島は海がきれいではないので無理だろうとあきらめていたんですが、試しに潜ってみたら全然いけました。どこ行っても田舎の場所で海に入る,街中30分の距離のスポットでこんなに海がきれいなのはありえないって言ってくださる方も多いですね。魚が多い。」

【菜摘さん】
「白いイソギンチャクやウミウシも結構多くて,癒されます。お客さんも喜んでくれます。」

憧れのDIYで理想の空間へ

空き家バンクを経て,空き家を購入し,江田島市での生活がスタートした小栗夫妻。
空き家を買ったのは,ある訳がありました。

【菜摘さん】
「ある芸人さんのDIYのユーチューブチャンネルがとても面白くて,2人でずっとその動画を見てて。「DIYやりたーい」って気持ちになったんです。」

【好博さん】
「工務店さんに頼めば簡単なんですけど,自分でDIYをやりたくて空き家を買ったので。」

憧れのDIYを始めた2人。
作業を進める上でのこだわりがありました。

【菜摘さん】
「DIYでこだわった部分はキッチンです。最初四隅にゴキブリホイホイが置いてあったんです。当時は虫が全然だめで,何とか安住の地を作りたくて,キッチンはすごい丁寧に仕上げました。」

【好博さん】
「お風呂は入れるし,トイレはきれいという状態だったので。でも料理するところが汚いと嫌だなと。水回りはきれいにしたくて。」

また,事前に部屋の下調べをし,完成のイメージを膨らませていきました。

【菜摘さん】
「最初に部屋の間取りと撮ってきた写真をもとにイメージボードを作ったんです。どういう感じにするか移住前にふわっと決めておこうと思ってて。それをもとに資材集めやペンキを集めました。ペンキの色も,ホームセンターへ行くと,いろんな種類があって楽しいんです。」

あたたかく迎えてくれた島の人々

いよいよ島暮らしがスタート。
島に住んでいる,菜摘さんの祖父はとても喜んでくれて,家族との交流も増えたそうです。

【菜摘さん】
「おじいちゃんが移住をすごい喜んでくれました。週1くらいで行ってご飯を作ってます。以前は,会うのはお盆と正月ぐらいだったけど、すぐお供え物やぞうきんを持ってお墓参りできるようになったのがうれしくて。なんか悩み事があったら手を合わせにいきますね。市外の両親や妹もよく遊びに来ています。」

また,島の住民もあたかかく迎え入れてくれ,応援してくれる空気感があったそうです。

【好博さん】
「江田島市に移住してから、たくさん友達ができました。特に移住者同士のコミュニティがあるので良かったな、と。一緒に飲んだり食べたりしてます。」

【菜摘さん】
「本当にウェルカムな雰囲気だったからありがたかったです。嫌がられたり、よそ者が来たとか言われるんじゃないかと思っていたけど、みんなが応援してくれる空気感があるので、本当にありがたいです。最初は移住者の人達との繋がりが多かったけど、だんだん地の人達との繋がりも増えました。島の人たちもフレンドリーで、自然と交流が広がっています。」

島に来て,ダイビングショップ・キッチンカーを始めた小栗夫妻。
創業に際して,市の補助制度も助かったとのことです。

【菜摘さん】
「江田島市に来て、ダイビングショップとかキッチンカーといった事業を始めたんですけど、市役所の起業に対する補助制度がとても助かりました。起業したい人向けの塾もあって、「江田島市すごいね」って,市外の人からも言われます。市役所の人も、やたら,いろいろな制度を教えてくれる(笑)とても優しくしてもらって,嬉しくて特に用事が無くても市役所に行ってました。」

これから移住を検討される方へ

最後に小栗夫妻より,移住を希望されている方に対して,アドバイスを貰いました。

【好博さん】
「移住するのに不安な人もいるかもしれないですけど,別にポンって来ても誰かが助けてくれますよ。」

【菜摘さん】
「私たちも最初は「よそもの」って感じになるかなって身構えていたけど,全然そんなことないですよ。移住前にごはん屋さんとかカフェとかに行って話してみると良いかもしれないですね。色々なことを紹介してくれると思いますよ。「ここにあるよ」「あれもあるよ」「行ってごらん」って。気づいたらみんな友達みたいな(笑)」

住居で悩んでいる方へのアドバイスも貰いました。

【菜摘さん】
「空き家バンクサイト(江田島市の移住・定住サイト「hodohodo」)は絶対にチェックした方がいいです。色々な物件を見ていると、目がだんだん肥えてきますよ。自分たちも、物件を決めた後に、ここが良かった!っていうのがあったので、しっかり悩んで決めてもいいんじゃないかなと思います。」

インタビューを終えて

終始,明るく嬉しそうに,移住について語ってくれた小栗ご夫妻。
インタビューの時間は,楽しくあっという間でした。
また,お二人の人柄に惹かれ,移住する人も現れそうです。

江田島市での新たな一歩を踏み出す勇気を持っているあなたへ。
好博さん・菜摘さんが語るように、ここでは「よそ者」なんて言葉はなく、島の人々のサポートがあり、温かいコミュニティが広がっています。
江田島市で理想の暮らしを探してみませんか?

<2024年1月掲載>

島暮らしで大変だと思ったことは何ですか。

自然が多いので,虫,ムカデが出ることですね。
こっちに来て,「なんだこのサイズのムカデ!?」みたいな。
猫の顎にぶら下がってたこともありました(笑)
後は,病院が少ないので,選択肢が少ないことですかね。
ただ,広島市・呉市へのアクセスは良いので,特に困ることではないですけど。

古民家で良かったと思う点はなんですか?

猫をすごい飼いたかったんですけど,広島市内だとペット可で,猫が自由に遊びまわれる物件が無いので。
江田島市で,猫が飼えるとなった瞬間,どんどん増えていきました。
ただ,これが新築だったらと思うと,畳や柱が気になるのかなと。
そこが気にならないというのも良いところだと思います。
ひっかきまわしなさいみたいな(笑)