広島市出身の越智さんと北海道出身の佐藤さん、会社の同僚である二人の移住のお話は、江田島市に住んでいる会社の先輩のところに、休日に遊びに行ったことから始まります。
「会社ではおとなしくあまり目立たない感じの先輩でしたが、江田島での姿はすごく生き生きしてたんです(笑)」
越智さんは、先輩の姿を見て、島暮らしへの憧れを抱いたそうです。
ちょうどその頃、新型コロナウイルスの影響で職場が一気にリモートワークに移行。週に一度の出勤になったことを機会に、移住を真剣に考えはじめたそうです。
越智さんの移住計画は、職場の仲間の佐藤さんを誘うことで、より具体的に話が進みました。
「とにかく、まずは行ってみようと、二人で江田島を訪れアパート探しをしていました。その時、偶然にも島に住む古い知人に出会い、各地域の特色などの情報を教えてもらえたんです。」
その後も島に足を運び、知人にいろいろと相談しているうちに、港が徒歩圏内であることやゆったりとした環境であることなど自分たちの希望する条件も定まり、移住してからの生活のイメージが出来てきたそうです。
「見つけた家は、庭付き、駐車場付き、ゆったりとした広さ。そしてなによりもそれまでに内覧したアパートと比べても綺麗でリーズナブル。満足のいく物件でした。」
空き家バンクに掲載されていた物件の中に、条件に合う借家を見つけることができたことで、お二人の移住が決まりました。
まさかの偶然の出会いにより、地元の人にいろいろ相談できたことがすごく助けになったようです。
越智さんに島での暮らしぶりを聞いてみると、声を弾ませながら幸せそうなお答えが返ってきました。
「自然の環境が凄く良いです。二人ともアウトドア好きなので楽しく過ごしてます。」
「今日は、会社の同僚達と昼から庭でBBQ女子会。そして日が暮れたら家の中でさらに女子会の続きです。家が広いので今日は3人がお泊まりしていきますよ。」
別の週末には、力持ちの友人を呼んでDIYを手伝ってもらったりと、たくさんの人を家に招き、楽しみながら少しずつ生活環境を整えているそうです。
自然が好きだけど虫が苦手な佐藤さん。佐藤さんが北海道出身ということもあるのでしょうが、見たこともない虫に遭遇し、その度に悲鳴をあげて越智さんに助けてもらっているそうです。
虫は全然平気な越智さん。虫ぐらいでは一切動じませんが、道路でイノシシに出会った時には、さすがにビックリしたそうです。
「普段の食事はもっぱら自炊ですね。飲食店も商店も少ない地域なので、車で約20分のところにあるスーパーに、週に数回の買い出しに行ってます。」
「島へ来て数ヶ月たちますが、新型コロナウイルスの影響で地域の交流イベントなどがほぼ中止になったので、地元の人との交流はまだほとんど無い状況です。近所の人と挨拶するようになって、ようやく畑について教えてくれるおばちゃんと仲良くなれました。これから野菜づくりに挑戦です。」
まだまだ始まったばかりの島暮らし。日々、島の中のお店や場所などいろいろと調べていて、これから二人で島の中をあちこち探検する計画を立てているとのことです。
新型コロナウイルスの影響でリモートワークが注目されている今、お二人がこれからどんな島暮らしを送るのか楽しみです。
<2021年1月掲載>
平日の日中は仕事ですし、まだ半年くらいなので詳しくはないですが、私達の住んでいる切串という地区は、海も山も近く自然豊かなところです。あと、隣の地区までが遠いです(笑)
広島市内での夜の飲み会に行けなくなりました(笑)1次会で帰らないと切串行きのフェリーの最終に間にあわないんです。その分、週末に島を楽しんでいます♪